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法令・規程・基準

アース線の色について

アース線色

アース線の色、皆さんの会社では何色が標準ですか?
日本では『緑』を標準として使用している企業が多いと感じます。
弊社でも、得意先によって指定が違う場合が多いと感じています。

では、規格ではどのように決められているのでしょうか。

1.国際電気標準会議(IEC)の場合

国際電気標準会議(IEC)では、以下のように決められています。

IEC 60445 該当部分の要約

・原則
緑と黄の斑(まだら)模様(バイカラー)
・ルール
緑色と黄色が「30%〜70%」の比率で配分されていること。
・禁止事項
「緑単色」および「黄単色」はアース線(保護導体)として使用してはならない。(他の線と混同して感電事故が起きるのを防ぐため)

 

2.日本産業規格(JIS)の場合

日本産業規格(JIS:旧 日本工業規格)では、以下のように決められています。

JIS C 0445 該当部分の要約

・原則
 緑と黄の斑模様(国際規格に合わせるため、これが望ましいとされる)
・例外(日本独自の許容)
「緑色単色」の使用も認める。

3.なぜ『緑』単色もいいのか?

JISでは原則として緑と黄の斑模様(ストライプ)としつつも、緑単色でもOKなのでしょうか。
理由として、日本では古くから「アース線=緑色」という認識が電気業界のみではなく、一般の家庭(洗濯機や電子レンジなど家電類のアース線など)にも深く根付いています。
そのため、急に緑単色を全面禁止にすると現場や市場で大混乱が起きてしまうため、JISでは「緑/黄」を基本としつつも「緑単色」も認めるという妥協策(移行措置・併記)をとっています。

 

4.まとめ

現在の日本での使用ルールや優先順位は以下のようになっています。

規格 アース線色 備考
IEC規格(国際・海外向け) / の単色はNG
JIS規格(日本・国内向け) / または  どちらを使用しても規格の上ではOK

日本では古くから「緑」で統一されてきたため、現在でもJIS規格ではどちらも可となっています。
ただし、JISにおいても 原則は「緑/黄」 となっており、国際規格に合わせていく時代の流れもあることから「緑/黄」と標準とした方がよいと感じています。
当社では、得意先から緑単色での指示があった場合には、上記の原則、緑使用可の説明をさせていただいた上で、指示を仰ぐようにしております。
皆さんのお勤め先の社内標準も時々は現行規格に則っているかご確認してみてください。

 

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